アオリイカが元気に回遊する秋は、エギング初心者にとって絶好のチャンス!
「とりあえず投げて巻くだけ」でも釣れてしまう時期ですが――
さらに一歩踏み込めば、釣果はグッと安定してきます🦑✨
今回は、秋イカをもっと効率よく狙うために大切な
- 「潮」:秋イカに効く潮のタイミング
- 「ジャーク」:状況別のジャークパターン
- 「エギのサイズ」:成長段階に合わせたエギサイズ選び
について、わかりやすく解説します。
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秋イカは活性が高く、比較的イージーに釣れるとはいえ、
その日の潮の動きや水深、イカのサイズによって反応が変わります。
「同じように投げているのに、なぜか隣の人だけ釣れている…」
――そんな経験、ありませんか?
実はその差は、ちょっとした潮の読み方やジャークの強弱、エギのサイズ選びにあることが多いんです。

それでは本題へ
「潮」


そもそも「潮」って何?って話
潮は流れ=海のベルトコンベア
わかりやすく言えば、潮流(=潮)とは海の中の“流れ”です。
釣り人はこの流れの変化を、よく「潮が動いている」「潮が止まっている」と表現します
潮には大潮・中潮・小潮・長潮・若潮などいろいろありますが…
正直、「大潮がいい!」と分かっていても、そのタイミングで釣りに行けるとは限りません
「潮が悪いから釣れない」とよく耳にしますが――
なぜそこまで潮にこだわるのか?
その理由を少しだけお話します。
潮が動く=命の循環が動き出す
潮(流れ)は、アオリイカや魚にとって最も大事な「酸素」と「エサ」を運んでくるベルトコンベアのような役割
潮が動くと水中に酸素がたっぷり含まれた新しい海水が入り、
そこに
- 微生物を食べる動物性プランクトン
- それを食べる小型のベイトフィッシュ(小魚)
- さらにそれを狙う中型のフィッシュイーター
が次々と集まってきます。
これがいわゆる食物連鎖で、この連鎖が起きることで、アオリイカも捕食スイッチが入りやすくなるというわけです🦑
逆に、潮が止まっているとこの連鎖が始まらず海中が静まり返ってしまうためイカも魚も活性が下がってしまいます…
潮目を狙え

潮目とは?
性質の違う水同士がぶつかってできる「境目(さかいめ)」のことです。
たとえば――
- 川の淡水と海の海水が混ざる場所
- 水温や流れの速さが違う海水どうしがぶつかる場所
こういったところでは、水の色や波の立ち方が少し違って見えることがあります。
このラインが「潮目」です。
なぜ潮目が大事なの?
- 潮目にはプランクトンや小魚(ベイト)がたまりやすい
- ベイトを追ってアオリイカや魚が集まりやすい
- 捕食活動が活発になりやすいポイント
潮目を発見したら迷わずエギを投入しましょう!
異なる海流がぶつかることで潮目では多くの酸素が発生
先に書いたような食物連鎖が起きやすい環境だと言えます
潮目に限らず水面に変化を感じたらそこにエギを投げることでアオリイカが釣れる確率がUPします
つまり、潮目は「魚やイカが集まりやすい好ポイント」ということです。
大潮、中潮、小潮、長潮、若潮
潮の種類 | 特性 | 釣れる順位を付けると |
---|---|---|
大潮 | 満ち引きが特に大きい | 2位 |
中潮 | 満ち引きがやや穏やか | 1位 |
小潮 | 満ち引きが小さい | 3位 |
長潮 | 満ち引きの差がほぼない | 5位 |
若潮 | 干満差が徐々に大きくなる | 4位 |
潮に関して言うと「長潮」「若潮」は経験上あまり釣果が出ない潮です
と、言ってもエギングを予定した日の潮が「長潮」「若潮」でも気にしない様にしましょう!
但し!

避けたいのは潮止まりの時間!
潮止まりだけはどうにもならないので、潮止まりの時は休憩にあてましょう!
シャクリ方(ジャーク)

エギングと言えば「しゃくり」
まぁ「ジャーク」と言いますが、そもそも何故しゃくるのか?
これはアオリイカだけでなく魚にも言えますが、動くモノに反応するという習性を利用して釣るために「しゃくり」ます!
いわゆる「リアクションバイト」というやつです
特に生まれたばかりの新子アオリイカからすれば動くエギに興味深々なんです

わ~い!餌だ💕
という感じで飛びついてきます!
アオリイカはとても目がいいので100m離れた先の獲物もロックオンできちゃうとか…
そんな目がいいアオリイカにエギの存在を気づかせるために「しゃくり」ます!
個人的には「巻きじゃくり」(ワンピッチジャーク)はあまり使いません
ワンピッチジャークは釣れないことはないが無駄が多く長時間の釣行だと手首の負担が大きい
エギング=ワンピッチジャークという印象ですが、特にフルキャストして飛距離が出た場合はワンピッチの「チャッチャッチャッ」は手前に寄せるだけで沖では綺麗にダートはしていない可能性が高いです
何度も「沖に投げる」を繰り返すとアオリイカが警戒してしまう(スレてしまう)ので、出来れば1キャストにつき沖でのエギの滞在時間を長くしたいです
プレッシャーは少ない方がいいね!
なので個人的に有効だとするオススメのジャークは「1段ジャーク」もしくは「2段ジャーク」です✨
しゃくり方は楽な方がいい(これは絶対)
動画はDAIWAのヤマラッピさんが得意とする鮮やかなエンドタップジャークです
縦に大きくしゃくる、そしてフォール
とても単純ですが釣れます!
そしてそれに合わせるのが、先日ブログで書いた「ただ巻き」です!
シャクリ方に関しては正直どんなんでもOKです
何が何でも「これじゃなきゃ無理」というものはないです
敢えていうなら力まないジャークの方が疲れないかなぁ…といった感じですね
エギのサイズとアオリイカの関係性

エギのサイズ
エギのサイズで釣れるサイズが変わるの?
アオリイカは自分の身体の大きさに対して捕食する餌の大きさが決まると言います
例えば新子サイズの胴長が15センチのアオリイカなら胴長の三分の二のサイズまでを抱いてきます
つまり15センチの三分の二なら10センチ
ちょうど3号のエギの長さですね
サイズを釣りたいから3号を使うというのではなく15センチ以下はなるべく釣りたくないから3号のエギを使うという考え方の方がマッチしてるかと思います

3号エギは飛距離も出るし扱いやすいよ!

リリースについて
たまに聞かれますが
小さいアオリイカが釣れたらリリースしなくちゃいけないの?
北陸ではリリースのサイズ規定はありません
九州や中国や南紀など各エリアではアオリイカに限らず魚種に応じてリリースサイズが設定されている場合があります
私は基本的に胴長10センチ以下のアオリイカは釣りませんが、万が一釣れてしまった場合はリリースしても死んでしまうと判断したら持ち帰って美味しく食べます
ローカルルールがある場合はマナーですので抗わずに従いましょう(釣り場保存も含め)
新子アオリイカは食べても抜群に美味しいよ!
エギの種類
結局どのエギが一番釣れるの?
「これが一番!」とは言い切れません
まずめに強いエギ
デイゲームに強いエギ
澄み潮に強いエギ
濁り潮に強いエギ
早い潮に対応DEEPエギ
ナイトに適したエギ
それぞれに特性があります
どの状況でもイケるオールマイティなエギを選ぶよりも「その状況に特化したエギ」を持つことをオススメします!
メーカーによってフォールスピードや姿勢が違うので、「釣れないなぁ」って思った時はカラーチェンジと合わせてメーカーチェンジも頭に置いといて欲しいです
まとめ
長々と書きましたが、今回も読んで頂きありがとうございます!
まとめると…
今回の記事のまとめ
- 潮→潮の種類には拘らず「潮目」などの変化を狙う
- しゃくり方→1段シャクリ、2段シャクリなど疲れないしゃくり方でOK
- エギのサイズ→オススメは3号!オールマイティよりも状況に特化したエギを使おう!
こんな感じですが
前回の記事の「ただ巻き」を合わせるとさらに釣果がUPすると思います
アオリイカエギングにとって「NG」なのは根掛かり!
カンナに藻が付いてるとアオリイカは絶対に抱きません💦
今回の記事が参考になれば嬉しいです!
最後まで読んで頂きありがとうございます