
昨日まで釣れてたのに今日は全く当りがない
だけど隣の人は釣れている!?
なんで???
理由はいくつかあります
そんな時の基本的な攻略を教えますね

産卵を意識したアジは“爆食い”から“激渋”へ?
1年を通してアジの食いがシビアになるタイミングは何度かあります
それは、
- 水温が低い冬
- 産卵を意識している5月~7月
(地域によっては4月~8月)
この二つのパターンはとてもシビアでピンポイントでワームをアジの目の前に通さないと釣れません
と、言うより目の前にワームを通しても食わないことが多くあります
アジのテンションをわかりやすく言うなら
ライブで推しの曲で燃え尽きたあと、知らないアーティストが出てきた

こんな感じ!
一旦、ワームに興味を失ったアジ
この前までワームに「しゃーめっちゃ腹減ったーーーー!」ってバクバク食ってきたのになんで?って感じですよね
例えは大袈裟ですが、昨日までのアジと今日のアジは別人(魚)
このやる気ゼロのアジを釣るための攻略法を順番に書きます
実績と信頼性

雨の日も雪の日も霙の日も「釣れない状況」を人一倍経験しているのでボウズ回避が上手くなりました
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①食わない状況でも釣果を上げる!ジグヘッドの軽量化

ジグヘッドの軽量化で食わせる
爆食いのあとの胸焼け中のアジ、そんな激渋の状況化でもパターンさえ合えば食ってくる場合もあります
アジングにおいては飛距離は正義ですが、軽さが正義になることもあります
冒頭で書いたように隣の人は釣れているのに自分は釣れない状況
食いが渋いアジの捕食を想像してください
- 重いジグヘッドのワームがサッと通り過ぎる
- 軽いジグヘッドのワームがふわふわと漂っている
どちらが胸焼け中のアジが「あと一口」になると思いますか?
ジグヘッドの沈下速度の目安
グラム数 | 1m沈下に要する秒数 | 3m沈下に要する秒数 | 6m沈下に要する秒数 |
---|---|---|---|
0.5g | 7秒 | 21秒 | 42秒 |
1g | 3.5秒 | 10.5秒 | 21秒 |
1.5g | 2.6秒 | 7.8秒 | 15.6秒 |
2g | 1.7秒 | 5.1秒 | 10.2秒 |
※ここスクショして保存したら便利です
基準は1gとしました
潮や風や使うワームにより沈下速度が変わります
表は無風状態で2インチのワームを想定したものです
アジのレンジが3メートルとした場合に1gなら約10秒、0.5gだと約20秒になり、後者の方が食わせの間が幅広くなります
活性が悪いアジはふわふわしているワームにしか食いつかないことが多いので思い切って軽量ジグヘッドに変えるのも一手
ワームのサイズを落とすのも有りです

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ジグヘッドを“0.1g単位”で微調整
姑(しゅうとめ)のように細かいことを言いますが重さは大事、ワームのフォールスピードは大事です
活性が低いアジはストーンと目の前から消えるワームには見向きもしません
逆にふわふわと目の前にあるワームなら胸焼け中のアジでも「あと一口」で食わすことが出来ます
食いが渋い時は、今使っているジグヘッドが重いかも知れない?
と気づくことが大切です
ちなみに34のゼログラヘッドだとフォール中にテンションをかけるとワームがサスペンドします
レンジを自由に操れる

②激渋アジングのカギは“潮”と“タイミング”にあり

無反応なアジは「潮変わり前後」を狙え

何をしても無反応…
ありますあります!そんな時間
そんな時は潮が動くタイミングを狙うのがセオリー
人間と同じようにアジにもやる気がない時間や憂鬱な時間が存在します
「全然アタリがない…」そんな時は、潮の動きに注目
潮が止まってる時間帯は、魚の活性もグッと落ちます
でも、安心してください
その“静けさ”のあとにチャンスがやってきます
それが 「潮変わり前後」
- 潮が止まる直前
- 潮が動き出した直後
この僅かなタイミングがアジがベイトを意識する瞬間
突然やってくる時合を見逃さないでね

風・潮の“ズレ”を逆にチャンスに変える
釣り場でよくあるのが——
- 潮は右へ流れてるのに、風は左からビュンビュン
- 潮が払い出しの潮で風がフォロー
- 潮が当て潮で風がアゲインスト
- 狙いたい場所は潮位が下がって藻だらけ
こんな「ズレだらけの状況」、経験ありませんか?
でも実はこれが釣果アップのチャンスなんです!
変化こそ大チャンス

大事なのは「風」、「潮の流れ」が同調していない時ほどアジの動きが偏りやすいということ
つまり、どこかに「アジが溜まる場所」が生まれるんです
例えば、
- ブレイク付近
- 藻の際
- テトラポットの際
- 潮目付近
- 常夜灯周辺
③アタリがない…そんな時こそ「レンジ」を疑え

表層からボトムまで徹底サーチする
レンジの見直し!アジの定位層を徹底サーチ
- アジは「今どのレンジ(タナ)にいるか」がカギ!
- カウントを数えて表層〜ボトムを丁寧に探る
- アタリが出たレンジは逃さず狙い撃ち!
釣れない時ほど、レンジを疑え!
というくらいですからね
「巻き方」よりも、「沈め方」が釣果を分けますよ

④アピール系は逆効果!“繊細グルメ”なアジに刺さるワーム

反応がない時は「無色透明系」を試す
上手にアジのレンジを見つけて順調に釣れていたのに突然当たりが止まった…

「ん?さっきまで釣れてたのに」
これも多々あります
アジは時に神経質になり、見えすぎる餌を嫌うことがあります
他の言い方をすれば「スレる」とも言いますが、こんな時は思い切ってワームのカラーをチェンジ
案外効くのが
- 無色透明系クリアカラー
- チャート系のグロー
アジから見れば「本当にいるの?でも、何か動いてる…」と言った感じのワームですがスレているアジに効果がある時もあります
反応がない=「見慣れた」or「見切られた」証拠
だったら、「全然ちがうヤツ出すよ?」ってくらいの変化を!
思い切りチャートカラーを使うのもあり
「ギャップこそが武器」になるんです

ワームローテで“波動”と“シルエット”を変える
波動はワームが水中で動いた時に発生する「水の動きや振動」のことです
アジにとっての目の前のワームが「今日はこれじゃない感」がある時は波動が強いものに変えたり逆に波動が弱いものに変えたりのも戦略の一つ
まぁでもワームを食うか食わないかは、アジにしかわからないアジの気持ちの部分ですからね
人間以上に繊細なアジ、「これを変えたら、ひょっとしたら釣れるかも…」という観点で色々試してみるのは良いですね
実践ローテのコツ
状況 | ワーム選び |
---|---|
活性が高い・潮が効いている | 波動強め × 大きめシルエット(例:ピンテール2.5インチ) |
活性が低い・反応が薄い | 波動弱め × 細身シルエット(例:ストレート1.8インチ) |
アタリがあるが乗らない | シルエットを一段階小さく(例:2.0 → 1.5インチ) |
急に釣れなくなった | 色を変える or 波動を変えて再アピール |
参考までに

⑤それでも釣れない?誘い方とアクションを再確認

動かしすぎ注意。漂わせる“止め”が効く時も
アジングで「釣れない…」って時、ついシャカシャカアクションしがち…たしかに動かしたくなります
でも実は、それが逆効果なこともあるんです!
食いが渋いアジは動かすよりも
- キャストしたら「フォール」で見せる!
- ワームがふわ〜っと漂う時間を作る!
フワ〜…ピタッ!…で食うパターンは実に多いです

止め・フリーフォール・超スロー巻きの「食わせ間」を作れ!

「止め」=静寂のスイッチ
ワームをピタッと止める!
動きっぱなしだと、アジは見てるだけで終わることがあります
回転すしで目の前を高速でお寿司が動いてたら、食べる気しないですよね
ピタッと止めると、「あれ?動かない…食えるかも?」とアジに急にスイッチが入ることも
「フリーフォール」=自然に落ちるエサを演出
リグにテンション(糸の張り)をかけず、フリーでふわふわ〜っと落とす方法
自然な動きなので、警戒心の強いアジでも「おっ、これは食べとこ」ってなりやすい!
「超スロー巻き」=“ゆっくり=無防備”に見える!
めちゃくちゃゆっくり巻くと、「このエサ、めっちゃ油断してるやん…」とアジに思わせます
リアクションバイトよりも「ジワ見せ」で口を使わせる技
今日から効く!激渋突破テクニックまとめ

アジングの難しさと面白さは「正解が日替わり」なところ
その中でアジを釣る人は偶然じゃなく、「引き出し」をたくさん持ってます
今回紹介した5つの引き出しをほんの少しだけ意識してみてください
何かのお役に立てれば幸いです
最後まで読んでいただきありがとうございます

使用したロッド:宵姫華弐54FL
